どこででもひとり

インドネシアに滞在中でした。日本に帰っても、一人で過ごしています。

自虐の詩と劇画漂流を読んだ

 自虐の詩を読んだ。

 泣けると言われるから、泣けるパターンを次々と想像していって、結局、そのパターンのうちの一つに当てはまっていたから、ぶわあ、と涙をこぼすわけではなかったが、やっぱり、人生には平等に意味があるというのは、ものすごく救われた気持ちになった。

 劇画漂流を読んだ。

 誠実さが積みか重ねられているからか、いつもは劇的に描かれる場面も、堅い感じがして、感動しましたーとはならないのだが、何度も読み返すだろうな、という感じだった。海外に受け入れられている理由は、当時の世相も並行して描いているからか、その描写の誠実さから、誰でも同じ理解ができるからか。